fc2ブログ

痛くも痒くもないのですが。。。
気付いたら布ズレで白いニキビのようなできものが!
膿が出そうだったので出してしまったのですが・・・ とにかく臭い!

これ、アテローム(粉瘤)というものらしいですね。
なんと、脂肪が大好物なバクテリアが増えて住処になってしまうらしいです。

気になってつまんでみたら中身が出そうな感じだったので、
強めにしごいたらちょっと出てきました。
でも無理をすると反って炎症を起こさせてしまうと思ったので途中でやめました。

「何か薬でも塗っておこう」とは思ったのですが、適当なものが何もなく、
とりあえず消毒シートで拭いてからプラスターを貼っておきました。


以前から都度思い出すんですが、適当なものが常備薬として「ない」のです。
毎回、『のど元を過ぎたら忘れる』ので、必要な時に「ない」事を思い出すのです。
日本だったら昔々から愛用してきたオロナイン軟膏を塗るところなのですがね。

ということで、この機に「とりあえず塗っとく」用の軟膏がないかを探しておく事にしました。


今更ながら驚いたのは、オロナイン軟膏の成分と先日ご紹介したマウスウオッシュの成分が同じだったという事。私、オロナイン軟膏の成分を知らずに使っていました(苦笑)

先日歯医者で同マウスウオッシュを出してもらってちゃんと使っているのですが、「え?オロナイン軟膏で口を濯いでいたの?」と今更ながら驚きです。

同成分でマウスウオッシュがある事はわかりましたが、軟膏などは見当たらないようです。
それでは、「タイでは何を使うのか?」 ということで探しました。

擦り傷、切り傷、火傷などに消毒作用もある外用薬として、まずはおなじみの赤チン、ヨードチンキが上がってきました。ガーゼやコットンを使用しない場合液体では垂れてしまうので、ちゃんと軟膏タイプもあり、ヨウ素に対するアレルギーがなければかなり安全な外用薬だと思います。

それでも「色が付くから不便」という事もありますね。

色が付かないものということで、薬剤師からいくつか紹介してもらった中から”フシジン酸軟膏”を取り上げます。
こちらも殺菌作用があり、外傷火傷の消毒に使用できます。

細菌と炎症と言えば『化膿したニキビ』を連想しますが、もちろん使用可能との事で、日本でも”フシジン” 何とか軟膏などの製品が販売されているようです。

ヨードチンキです。
赤チン 


こちらが ヨードチンキの軟膏 (Bactedene)
赤チンのクリーム中身


クリームも赤いです。
赤チンクリーム色



こちらが  Fucidin (フシジン)
フシジン










スポンサーサイト



2017.09.26 / Top↑

過去の記事にいくつか消毒用の商品をご紹介させて頂きました。
その際、「あまりにも一般的なので」という理由でサラリと名前を載せて済ませてしまった商品があります。

イギリスのメーカーの、Dettolです。

Dettol liquid 


日頃名前を意識していなくても、ものを見れば「ああ、これか」と思われるかと思います。
コンビニやスーパーマーケットでもおなじみです。
この「オリジナル」のリキッドについては、Dettolタイランドからは、50mlボトル~5リットルまでの7サイズ販売されているようです。

医療用として、そして掃除にも使用できるマルチな液体ですが、アルコールを含む消毒薬のようなツーンとした臭いはありません。松の枝や葉や松ぼっくりなどから製造されるパインオイルが主成分とのことなので、アルコールの”ツーン”の代わりにパインオイルの独特な臭いがします。

  余談ですが・・・英語で「Pine Oil」を調べると分かり易い説明が出てまいりますが、日本語だと「パインオイル」「松根油」が出てきてしまいます。「松根油」で調べると「戦時中ガソリン代わりに使用された・・・云々」という記事がどんどん出て来てちょっと混乱している感じがしますが、消毒薬の話なので「パインオイル」と表記されている精油だと思ったほうが間違いありませんね。

個人的には、ずいぶん昔に足に怪我をして治りがけの時にDettoleを使用した事がある程度です。怪我の治りかけに乾燥して痒くなって、掻いてしまったらちょっと違う皮膚病になりそうだったので消毒しました。結構効きます。

抗炎症作用があるので傷口や虫刺されの患部や、とにかく消毒したい場合には便利です。水で薄めて使用します。傷口などの消毒目的であれば常温からぬるま湯程度の水で、20分の1程度に薄めて患部を漬けるだけです。フケが酷くて頭皮に使用したい場合は40分の1に薄めて頭を濯げばよいそうです。フケ=真菌 というケースが多いですからね。

最近の身近なケースでは・・・

メイドさんが事務所の床を湿めらせたモップでお掃除してくれるのですが、こちらの”モップの拭き掃除” というのは、どう見ても「一通り濡らしたらよい」的な感じです。

確かに埃っぽさは解決できますが・・・

そのおかげで時々事務所が臭い。

濡れ雑巾生渇き的な臭さです。

”タイでは今時常識” 的な、バケツにモップ絞りの付いているモップセット” を使用しているのですが、このモップ絞りを使ってもそれほど水は絞れない。使用した後にモップを日の当るところとか風通しのよいところで乾燥させるわけでもないので、そりゃ臭くもなりますよね。

臭いの原因は雑菌が生き生きするからです。

ということで、ある日、「モップの使用後はDettolに漬けて下さい」と頼みました。

一番よいのは日に当てたり風通しのよいところに置いたりして乾かす事ですが、それが出来ない環境である場合はせめて消毒を致しましょう。
ましになります。

これは雑巾にも応用できそうですよ。




2017.06.30 / Top↑


以前、お掃除用にエタノール(エチルアルコール)の携帯サイズスプレーを紹介させて頂きました。




「その2」です。

確かにエタノールで事は足りるのですが、エタノールでは除菌殺菌しきれずにどうしても臭いが消えない場合もあるかと思います。
そんな時は、「塩化ベンザルコニウム」が役に立つそうです。

この塩化ベンザルコニウムは消毒剤やウエットティッシュなどに使用されている薬剤です。
陽イオン界面活性剤の一種です。

日本では掃除用として市販されているようですが、タイでは・・・見かけないですね。

私自身はあまり気にしていなかったのですが、
実は以前から店頭の棚に並んでいたいました。




ชีท SEAT」

    Seat 


特にトイレについては排泄物のカルシウムなどに雑菌が繁殖して臭いを発生させるらしいので、除菌は消臭対策のひとつという事ですね。

便器の部分によっては掃除が行き届かず、それで臭いが消えないというケースもあります。

携帯用スプレーなので小回りが利くので使いやすいのではないかしら?

スプレーをして10秒ほど置いてぬれたティッシュなどで拭く取る(または流す)だけとのこと。

ただ・・・

容器がなんとなく鼻スプレーや喉スプレーに似ているので、
間違えて使用しないよう注意しないといけないですね。

15ml入り、当店ではB65です。



2016.11.04 / Top↑

以前、消毒薬に関する記事をアップしました。
その続編的なものになりますが・・・

お店にポケットスプレータイプのアルコールが置いてあります。
日本の便座クリーナーにも似た小さいプラスチックボトルのスプレー容器入りです。

当初は「需要あるのかしら?」と疑問に思いましたが、
案の定タイ人には需要はなさそうです。(涙)

余談ですが、
私は健康の為にピラテスに通っています。
ピラテスのクラスでは各自が使い終わった器具を掃除するために、エチルアルコールを霧吹きの容器に入れて置いてあります。
すぐに乾きますし、アルコールで拭くのが一番清潔だという事ですね。

そして個人的に、
自宅ではトイレの便座・便器掃除用に、かなり以前に某日本人御用達スーパーで売っていたポケットサイズのスプレータイプのアルコール剤を使用していました。
『トイレお掃除シート』やらその他液体物を使用するよりすっきりしますし、臭いが消えて逆に洗剤などに使用されるような匂いもなく、お手軽にきれいになるので気に入っていたのですが、以来店頭で見かけることはなく・・・

以前の記事でご紹介させて頂いたブルーのエタノールを容器に入れて使用すれば安上がりなのですが、1人暮らしのトイレ掃除だけなら少量あれば足りてしまうので多すぎるかなという印象。
というか、霧吹きに入れ替えたりするのが面倒(苦笑)ですし、すぐに蒸発しそうです。

それで店頭にあった商品を試してみました。
30mlで33バーツ。
30mlもあればかなり使えます。
便座・便器だけであれば;便座の表側に1~2プッシュ、裏側に1~2プッシュ、便器側にやはり1~2プッシュで、その後通常のお掃除のように拭いたりブラシで擦るだけです。

もちろんエタノールなので、商品パッケージにイラストがあるように手や、電話の消毒は勿論の事、水拭きのできない部分のお掃除にも役立ちます。

  エタノールスプレー




2016.09.15 / Top↑

消毒薬の並んでいる棚に黒っぽく見える小瓶があります。
茶系のガラス瓶に紫色の液が入っています。

これ、クリスタルバイオレット と呼ばれる液体です。

ピオクタニン、塩化メチルロザニリンという名前でも呼ばれています。
染色用にも使われており、単純に「クリスタルバイオレット」として調べると「有害」などという情報が出ていますが、消毒用には濃度が調整されているので問題がないのだそうです。

黄色ブドウ球菌やカンジダなどの発酵母真菌の抗菌・殺菌作用が高いことから消毒薬として使用されるらしく、また、色がついているので手術の際にメスを入れる部位に線を引いたり、内視鏡検査の際の病変部へ色をつけるのにも使われるのだそうです。

クリスタルバイオレットは一昔前は口内カンジダなどの治療によく使われたらしいのですが、口の中が紫色になってしまったり、現在は何もそんなものを使わなくても代わりのものがいくらでもあるから。。。ということで、日本ではあまりお目にかからなくなってしまったとの事。

しかしながら、
その”色付” が逆に役立って、上記のように病院などでは今でも使用されているのですが。


薬局スタッフに、「これは何に使うの?需要はあるの?」と聞いてみました。

今も需要はちゃんとあるようで、なんと子供の口内殺菌に使用するのだそう。
乳児幼児の口内にカビが生える鵞口瘡(がこうそう)治療に使うのだとか。免疫力が低いので”あれこれ口に入れているうち”に、カビにやられちゃうんですね。
調べてみると日本でも赤ちゃんの鵞口瘡治療に処方されているようです。

大きな綿棒、または脱脂綿を棒状のものに巻きつけて口の中に塗布するとのこと。

口の中が紫の子供を見かけたら「只今治療中」です。

余談ですが、
染色作用もあるということで、当店のスタッフはこれで髪を紫色に染めたそうです。
薄めだからか? 紫紫していなかったので気づきませんでしたが・・・


クリスタルバイオレット 






2016.07.29 / Top↑