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以前にヒルドイドクリームの記事をアップしました。

今回はヒルドイドのゲルの話を少し。。。

Hirudoid Forte を買おうと思ったら品切れ中とのことで、
替わりに「Forte Gel」が並んでいました。

クリームの入荷を待ってもよいのですが、
使った事のないものは使ってみたくなる性分なので、試してみる事にしました。

Webで、「クリームよりべたつく感じ」というのを見た事があるのですが、
  使った感想は、
      ゲルはやはりゲルです。

塗ったらすぐに乾いたという印象で。。。
もちろん潤いはありますが。。。
やはりクリームの方がシットリする感じですね。

塗った直後は薬っぽい臭いがツーンとするのですが、
これは恐らくアルコール臭で、すぐに飛びました。


・・・ 使用感についてはこの程度なのですが、
違うところに興味を惹かれました。

日本語で「ヒルドイドフォルテゲル」とWeb検索をすると、

  日本で販売されている「ヒルドイドゲル0.3%」と、
  
  ヨーロッパの第一三共が製造している「Hirudoido Forte Jel」

この2種類が検索に上がって来ました。

日本の物には英語も記載されていて「Hirudoid Gel」となっています。

「ジェル」なのか「ゲル」なのか???


手元にあるタイのそれは「Hirudoid forte GEL」です。
スイスのMedinovaが販売しており、ドイツの製薬会社が製造しています。

・・・タイのHirudoidクリームも同じMedinovaが販売会社ですが、製造はタイ国内です。


ドイツの第一三共製品の方は香港や中国圏内で販売されいるようで、パッケージに中国語の記載もあります。

   同じ製品なのに何だか複雑です。


ちなみにジェルとゲルについては、
正確には違うものらしいのですが、この場合は言い方違いで中身は同じなのだろうと勝手に考えております。

日本では成分量 0.445g のフォルテは販売されていないようですが、
逆にドイツ製の方は0.3%のゲルがありません。

   
   Hirudoid Forte GEL   





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2017.10.17 / Top↑

Arche+さんに取材を頂いて以来、Retin Aをお求めになられるお客様のご来店が増えました。
その際にほとんどのお客様が「ハイドロキノンクリームも」と言われていたのですが、当店には在庫がありませんでした。
当店はタイ人のお客様がほとんどなので、タイ人のお客様が使用しない商品はあまり置かないのです。

しかしながら、ようやくハイドロキノンクリーム Delanin Cream が入りました。

パッケージには「Contains QUINOL 4%」とあります。
日本ではハイドロキノン、ハイドロキノールなどの成分名の方が有名ですが、キノールも同じ成分の事です。

ハイドロキノンクリームをタイ人のお客様があまり使用しない主な理由は、Retin A 同様に、タイでは一般的にスキンクリニックのお医者様から指導があるものだから。。。です。
Ratin Aは以前から在庫させておりますが、これは西洋人に人気があるからです。

いずれにしましても、ご入用の際はよろしくお願い致します。

    Delanin 


2017.02.23 / Top↑

特にヒルドイドを宣伝したいわけではありませんが、
たまたま自身で経験しましたので記事にしておきます。

私個人的な話ですが、飲酒によって偏頭痛が起こる事が年に1~2度あります。
通常の飲酒量よりかなり少なくても来る時は来てしまうので、たまたまいろんなマイナス条件が重なった時に発生するのかと思います。
偏頭痛が始まると嘔吐が始まり、更に頭痛が酷くなり、こうなると薬どころか水も受け付けなくなってしまいます。頼れるのは病院で打ってもらう鎮痛の注射のみ。
飲酒をするのはほとんど夜間なので、病院のER(救急)に駆け込むことになります。

つい先日、”その” 年1~2回の事故に見舞われました。
よく利用するのは某大手病院の救急なんですが、何故か針を刺すのはほとんど研修生レベルで、刺損じで二度刺しもあり、とにかくいつも痛い思いをします。痛い思いをするレベルなので、内出血も酷いです。

さて、その内出血にヒルドイドを塗ってみました。

Before(汚い手ですが・・・)2箇所針のあとがあります。
Before 

After(5日後)光の加減の影響もありますが、
内出血の色が消えて、肌質そのものが変わりました。
After

ご参考までにです。




2016.09.12 / Top↑

先日ヒルドイドの記事をアップしましたが、追記です。

私が初めて使用したのはフォルテの方でした。

もう一人の日本人スタッフはもっと以前から普通のヒルドイドを使用していたので、ヒルドイドフォルテの使用感について話してみたところ、ちょっと話がかみ合わない。。。

なので私も普通のヒルドイドを使用してみました。

すると、『クリームが硬めでのびづらい、薬臭い』という事がわかりました。
「ああ、この事を言っていたのね」と納得。

ヒルドイドフォルテの方が成分含有量は高いのに、

『もっと軽くて伸びやすい。普通のヒルドイドより薬臭さがない。』のです。


当店の薬剤師いわく、「クリームのベースが違うからではないか?」ということでしたが、

とにかく使用感で言えばフォルテの方が全然使いやすい。

成分が強いなら刺激も強いのか?というとそうではないようですし、

「じゃ、何故2種類あるの?」という疑問には、

「フォルテは(値段が)高い」

これは誰が見ても明確な違いですね(苦笑)

試用をしてみないとどちらが合うのかはわからないという事でしょうか。



2016.09.05 / Top↑

ヒルドイドクリーム(Hirudoido Cream)

タイでもかなり以前から薬局に置かれています。
少し前までは「これは何?」と気にされる事もなかった商品なのですが、最近では「ヒルドイドクリームありますか?」とご指名を受けるまでに知名度が上がりました。
ヒルドイドをお求めになられるお客様の使用目的は、主に美容方面の「肌の保湿」(シワ、たるみ改善)が多数ではないかと思います。

究極のアンチエイジング
  驚きの保湿力
    究極の美肌アイテム
                等等

日本では処方箋薬で、その効能は皮膚科のお医者様からも太鼓判を押されているようですね。

タイにおいては・・・
かなり以前から「一家に一本」などと言われて置き薬的な印象は強いのですが、「美容」目的に使用されている方はあまりいらっしゃらないように思います。
タイ人にとってはあくまで医薬品なんでしょうね。

ということで、最近は店頭で日本人のお客様に詳細を聞かれる事も増えましたので、この気に詳細を記事にしておく事にいたします。

タイで流通しているヒルドイドはクリームのみで、

ヒルドイド クリーム と 
ヒルドイド フォルテ クリーム の2種類です。

「フォルテ」というのは「強い」という意味で、普通のクリーム成分が ヘパリン類似物質である”ムコ多糖体多硫酸エステル” 0.3g に対し、フォルテは0.445g と多目となっています。

このヒルドイドクリームの効能としてあげられているのは、
血行障害による疼痛、炎症性疾患、血栓性静脈炎(痔核を含む)など。

血行促進作用によって新陣代謝を活発にしターンオーバーを促進するため、各皮膚疾患や傷痕などの改善を促すとされています。それ以外の外傷(打撲、捻挫、挫傷)、筋肉痛・関節炎などにも効くという。。。治療の幅が広くて驚きです。


ヒルドイドの主成分「ヘパリン類似物質」

血液の抗凝固薬で「ヘパリン」という薬があります。この原料は牛や豚の張粘膜から採取されるらしいのですが、もちろん人の体の中にも存在する成分で、肝細胞から発見されたから「ヘパリン」と名づけられたそうです。(肝臓のを意味するHepato ⇒ Heparin)

そのヘパリンとヘパリン類似物質は名前の通り別物、でも似ているから”類似物質” 
単純で分かりやすいですね。

ヘパリンは置いておいて、ヒルドイドの主成分「ヘパリン類似物質」の話ですが、
皮膚表面に浮き出た炎症(静脈炎)や皮下血腫などを血行促進作用や血液溶解作用で改善をするというのが主な治療でしたが、その保湿力の高さから各皮膚疾患の治療にも多く使われるようになったのだそうです。
「副作用はきわめて少ない」というのに日本では処方薬なんですね。

さて、お店においてあるヒルドイドのパッケージには主成分しか記載がありません。
中の説明書には、主成分の”ムコ多糖体多硫酸エステル”と”クリームベース” の2種類しか記載がありません。
・・・個人的に気になります。
「この ”クリームベース” とは何ぞや?」

・・・ということで調べました。

≪クリームベースの成分≫
グリセリン、ステアリン酸カリウム、ウールワックスクリーム、乳化セトステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、イソプロピルアルコール(エタノール)、パラベン、チモール、純水

一般的な乳化剤、防腐剤も含まれています。
イソプロピルアルコール(エタノール)は殺菌や抗菌を目的にしたもの。ウールワックスクリームというのは羊の皮脂腺から採取される油です。「ラノリン」という成分名で、これだけで傷痕の治療に使われる製品が作られているようです。
「チモールとは何かしら?」と調べてみましたら、「防腐剤」としての役割はありますが、同時に「殺菌剤」で、歯磨き粉、口内洗浄剤、軟膏、石鹸などにも使われているとの事。

上記を調べてみて、「副作用はほとんどない」と言われている事に納得。

それでも、「ヒルドイドは治療を目的に作られた薬なので、スキンケア用に日常的に使用し続けるのはどうなのかしら?」という疑問もありますので、個人的には定期的に一定期間の使用を考えています。

ちなみに、
本来「血行障害による疼痛、炎症性疾患、血栓性静脈炎(痔核を含む)などの治療」ということなので、女性には多い「脚の後ろ側(腿やふくらはぎ)に出来てしまった毛細血管の浮きなどにも効くかしら?」と思ったら効くのだそうです。
静脈瘤のように痛みもありませんし病気ではないけれど、イヤなものです。


  Hirudoid





2016.08.25 / Top↑