過去の記事を振り返り、
意外や意外、
このサプリについて取り上げた事がありませんでした。

ということで、タイではおなじみのプエラリアミリフィカ”白ガウクルア”のサプリについて記事をアップする事に致します。

タイの北部で採れるのでタイでは身近な物なんですが、少し前までは当薬局には置いていませんでした。何故なら、タイ人で服用している方があまりいないようで、需要がなかったのです。
タイの婦人科のお医者様が「強すぎるので服用はお勧めしない」と言われるくらいなので、タイの方は服用するのが怖いものだと考えているようです。

量や期間を加減をしながら服用するような物に関しては、そういったことが苦手な国民性だと思うので、「怖い」ので、服用しようと思わないのでしょう。

私見ですが、そんな危ないものをタイFDAが許可して、複数の製造会社が販売するわけがないんですけどね。(オーストラリアやニュージーランドの国のギャランティーがあるプラセンタも登録許可しないくらいなのに)

さて、タイ市場に流通のある白ガウクルア(プエラリアミリフィカ)サプリメントですが、いくつかブランドがある中、当店の棚にはヤンヒー病院 Ya Capsule Guao Krua Bio (ヤー カプセル ガウ クルア バイオ)という商品を置いてみました。

他のヤンヒーサプリを入れたので「ついでに」というのが始まりですが、
もともとタイ人のお客さんから聞かれる事はなくとも、外国人、特に日本人のお客様からは聞かれることは少なくなかったからです。

プエラリアミリフィカはバストアップを目的とするサプリで知名度が上がったようなのですが、植物性エストロゲンを豊富に含むということで、最近では更年期症状の緩和目的で服用されることが増えてきました。

このヤンヒーのカプセルの成分を見てみましょう。

プエラリアミリフィカ pueraria mirifica 85.5mg
白ガウクルアとも呼ばれています。
主成分で、植物性エストロゲンを豊富に含みます。

ボエセンベルギアバンデュラタ boesenbergia pandurata オオバンガジュツ 66.5mg
紫ウコンの事です。
血中コレステロールを排出する働きがあるとのこと。
利尿作用や抗菌作用があり、胃腸、肝臓のための漢方薬にも配合されているようです。

エウゲニカカリオフィルス eugenia caryophllus  28.5mg
クローブの事です。
鎮痛、抗菌効果、抗酸化作用、血行促進など

グリシルリザグラブラ glycyrrhiza glabra  9.5mg
スペインンカンゾウという名前の方が身近ではないかと思います。
鎮痛、去痰、解毒、抗炎、抗ウィルスなどの生薬に配合されるようです。
こちらは副腎皮質ホルモンの類似作用との事。

タイ製のサプリメントはガウクルアの含有量を抑えたものが多いようです。
85.5mgですから、かなり抑えられていると思います。


さて、今回このヤンヒーのカプセルの成分をちゃんと確認して改めて思ったこと。
漢方やアユルベーダ、タイの生薬をうまく組み合わせていてすごいなぁ・・・と、今更ですが感心してしまいました。(って、エラそうにすみません  )

プエラリアミリフィカ単体で服用するより吸収されやすくなるように他のハーブが選択されているんですね。カプセルもアジア人でも飲み易い小さ目サイズで、お手軽価格だと思います。

自然の恵みではありますが、あくまでも強い薬効がありますので、服用される方はくれぐれもご注意下さいませ。

    Yanhee guaokura




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2017.01.23 / Top↑

女性ホルモンのクリームの話ですが、その前に余談から。

薬局は当然なのですが、コンビニなどでも必ず置いてあるコンドーム、大概その傍に潤滑ジェルなるモノが並んでいると思います。このジェルは一般的に「潤滑ジェル」と呼ばれていますね。
そう、単純に潤滑剤です。

年齢と共に女性の女性ホルモンは減少してきて、いわゆる“性交痛”を感じ始める方が少なくないようです。
生活習慣か? 環境の変化か? その年齢は年々下がってきているらしいのです。

30~40歳くらいまでの女性であれば、その性交痛は“恐らく” 上記の潤滑ジェルで対処できると思うのですが、40代後半以降の女性ホルモンの減少が原因で性交痛が出てくるようであれば、ホルモン治療を始めても良いと言われています。
以前の記事で女性ホルモン関係のお薬をいくつか紹介させて頂きましたが、『性交痛』解消が大きな目的であれば、やはりクリームの使用が一番良いように思います。

      “塗る” 女性ホルモン

以前ジェル状の 『OestroGel』 をご紹介しましたが、これはジェル状ホルモン剤でも決まった場所(腹部や臀部)にしか塗布できません。また、用途は“塗布”であっても経口ホルモン剤と同じで「少しずつホルモンを補給しながら少しずつ不調を改善して行く」治療に使用されます。

そこで今回のお薬、

    Premarin Vaginal Cream (プレマリンヴァギナルクリーム) の登場です。

プレマリンヴァギナルクリームが製品名ですが、通常「プレマリンクリーム」と省略して呼んでいます。
“プレマリン”は錠剤のものも販売されていますが、「クリーム」と言ったら“ヴァギナルクリーム”しかないからです。

プレマリンの成分のエストロゲンは結合型エストロゲン(Conjugated estrogen)と言われるもので、妊娠した雌馬のおしっこから抽出される成分で、卵巣機能不全、膣炎や更年期障害、また血液凝固作用があるので子宮不正出血の治療などにも使用されているんだそうです。

膣内に塗る事によって膣内の乾燥を緩和すると共に女性ホルモンも体内に摂取出来るという仕事はクリーム状薬剤ならではですね。 

性交時に一時的に潤いを与えるだけなら潤滑剤で十分だと思います。
プレマリンクリームをお勧めするのは、潤いを与えるだけはなく、もっと根本的な部分、『治療』なのです。

しかしながら本来は女性の上記のような治療のために開発されたクリームなのですが、タイではニューハーフの方々などにも愛されてます

更に、このプレマリンクリームの日本人ユーザーのレビューを検索してみましたら、皆さんいろいろな使い方をしているようで興味深いものです。・・・例えば顔や胸、その他皮膚に塗ってみるとか。。。肌がきれいになるそうです。

   しかし、

これは“男性(として生まれた方)用”の使用方法と考えて頂いた方が良いです。

更年期に入ってエストロゲンが減少しても女性が本来持っているホルモンで、まして更年期に達していない女性ならばエストロゲンは十分にお持ちだと思いますので、エストロゲンの過剰摂取を避けるため、女性にこういった使用方法はお勧め出来ません。

      Premarin Vaginal Cream

  

★おまけ★
        こちらがプレマリンの錠剤
       プレマリン錠

2015.05.21 / Top↑

市場やスクンビット、アソーク界隈でよく見かける 『ザクロジュース』
ちゃんと目の前で生のザクロ果実からジュースを絞ってプラスティックビンに入れて売っています。

そもそもザクロってタイでは栽培されていなかったはずでは?

もともとなかった「りんごやいちご、チェリーなど」のフルーツも近年国内で栽培されるようになったのでザクロもそうなのかしら? ・・・ 聞いてみたらやはりそうらしい。
果実やジュースで販売されているザクロは主に国産か中国からの輸入品らしいです。

ザクロの実を食べるのは種が多すぎて大変。やはりジュースが一番です。
ザクロは女性にとってとても有益なので、気がついた時にジュースを飲むようにしています。

ザクロにはポリフェノール(タンニン)とアントシアニンという抗酸化性の強い成分が多く含まれていて、ザクロのポリフェノールの“酸化防止剤活性量”は赤ワインやチョコレート、緑茶などのものよりずっと高いらしいのです。
アンチエイジングの強い見方!

それにザクロにはイソフラボン同様、エストロゲンに類似した成分が含まれているのはご存知の方も多いはず。
女性ホルモンの不足で出てくる症状を緩和してくれると言われています。
女性にとって強力な味方ではないでしょうか?
日本ではいろいろなザクロのジュースやサプリメントが販売されているようで、欧米からの輸入品も多種見かけます。


街中で本物の果実を山積出来る贅沢なタイにおいては、実は製品化されたものはあまりないようです。
コンビニやスーパーではロングライフパックのフルーツジュースが並んでいますが・・・
健康や美容を目的とした商品は見かけません。

ありそうで、やはりあまりなかったのです。

それでも、“必要な成分量をジュースで飲むのも大変だから” ということでがんばってタイのローカルサプリメントを探してみました。
数点見つけたなかの1つをご紹介。

    Morikami Laboratories Organic Pomegrante Extract 


このカプセルに使われているザクロエキスはイランからの輸入品だそうです。
1日1カプセルを服用、1カプセルでザクロエキスが439mg摂れます。
1瓶30日分。
     ザクロカプセル

2015.05.19 / Top↑

以前に経口ピルと「塗る」ホルモン薬 “Oestrogel”を紹介させて頂きましたが、今回は「貼る」です。

まずは経口ピルのようにエストロゲンとプロゲステロンで合成された EVRA PATCH (エブラパッチ) というお薬は、主に避妊用として使用されています。
こちらは経口ピルと同様、生理の周期に合わせて1週間に1枚ずつ使用します。
肌から薬剤を吸収させるのですが、貼る部位は腹部や臀部がよいようです。


さて、もう一種類ですが、
こちらはエストロゲンのみのパッチ剤で、主に低エストロゲン症(更年期障害など)の治療に処方されます。
Climara 50 はエストロゲンの一種、“エスラジオール”の補給を目的としたパッチです。

   Climara 50


その人の体質によってホルモン剤の服用が出来ない、避けたいという事があります。
ホルモン剤の服用は肝臓に負担がかかるので、メタボリック体質で肝臓に負担が掛かりやすい人などにはNGなので、ジェルタイプやパッチタイプの出番となるわけです。
パッチは皮膚のかぶれやすい人には合わないと思いますが、ジェルとパッチの成分も微妙に違うため、「パッチがだめならジェル」と簡単に移行できないのも辛いところです。

Climara50も1週間に1枚ずつ腹部や臀部に貼るわけですが、こちらはホルモン補助用のお薬で、避妊目的では使用できません。
剥がれ難いように考えられているとはいえ、実際にはシャワーやお風呂、その他の原因で1週間持たずにはがれてしまう可能性が高いので、パッチを使用する際は医療用の防水フィルムなどをパッチを貼った上から貼っておくとよいでしょう。


     Climara50

2015.03.31 / Top↑

女性ホルモンと呼ばれる『エストロゲン』

年齢と共にエストロゲン生産量は減って来て、それに伴って体調不良が出てくる・・・

そこで、『人工的なエストロゲンで補う』 という方法があるのですが、一般的な経口薬が服用できない人も少なくありません。 エストロゲンの分解は肝臓で行われるため肝臓に負担が掛かります。なので、生活習慣病(コレステロール、血糖値など高め)気味な方には推奨されません。

もちろん健康であれば、お薬には出来るだけ頼らないでいたいものですが・・・

さて、経口のホルモン剤が服用できない場合はどうするか?


       貼る

       塗る


という別の選択が出来ます。

大きく分けると「飲む」「貼る」「塗る」の3通りで、経口薬にもいろいろ種類があるように、「貼る」「塗る」の薬にもいろいろあります。

その中で今回は一番身近なエストロゲンジェルをご紹介。

     Oestrogel 17β-Estradiol

       Oestrogel

80gチューブでドッシリです。
成分はエストロゲンのみで、女性の場合は子宮を摘出した方にのみ処方されます。
卵巣におけるエストロゲン欠如を補うホルモン補充療法(HRTと呼ばれています)のためのお薬とのこと。
(エストロゲンという言葉を使用していますが、Oestrogelの成分は17ベーターエストラジオールです)

女性ホルモンと呼ばれるくらいなのでエストロゲンは女性にとって必要なホルモンですが、これが多いと・・・
それはそれで問題。
エストロゲンとプロゲストロンのバランスを取る必要があります。

しかしながらエストロゲンだけのホルモン剤も複数市場に出ているわけですし、体内のプロゲステロンが十分ならエストロゲンの補充だけでよいという判断もありましょう。

重要なのは、検査でホルモン値を確認してから必要なお薬を使用することでしょう。

ジェルはお腹周辺の位置に毎日塗ります。
箱の中に入っているプラスチック製のへらに容量が記載されています。

       Oestroへら

Oestrogelはジェル状のホルモン薬の中では、エストロゲンがかなり弱いほうですが、それでも使用の際にはご注意を!

2015.03.18 / Top↑