以前「当帰(トウキ)」の含まれるサプリメントをご紹介させて頂きました。
女性にとって非常に有益なハーブです。
中国、韓国、日本はもとより、西洋でも”Angelica Acutiloba”という名前でハーブサプリメントが作られています。
そしてタイでも。
タイ語では 「ตังกุย ( Dong Quai )」や、「โกฐหัวบัว」又は「ชวงเกียง」と表示が見られます。
そしてこのタイ語を調べてみると、
日本語では「川芎(センキュウ)」「当帰(トウキ)」、
英語では「ชวงเกียง」が「Chuan Xiong(Szechuan Lovage Root)」で「โกฐเชียง」は Dong Quai (Chinese Angelica Root) だったり、又はどちらでも同じように記載されていたりと、2種類の生薬の区別があまりなされていないようです。
私も生薬には詳しくないので更に調べてみましたところ、タイ語では単純に「同じもの」と言われてしまったものの、実際には「Dong Quai=トウキ」「Chuan Xiong=センキュウ」と同じセリ科の植物であれど、違う生薬のようですね。
いずれも血行を良くして体を温め、冷え性やめまい、耳鳴りを改善する働きがあるとのことです。
タイ製品の場合は恐らく同じものを使用していて、外国語表記のみが混乱しているような感じです。
更に、これらの薬草は女性のためのタイハーブ薬にはよく使用されています。
上記の効能以外に、貧血や月経不順、月経痛などの生理時の不調に効果あり!との事。
下記はレトロなパッケージでタイ語と中国語しかない液体のお薬。
常に店頭に並んでいて、価格が価格だからか?
それなりに出る商品です。
こちらの2種類は裏が中国語
本来の使用用途は「月経不順」なんだそうです。
人によって生理痛の際にも服用するらしいのですが、血流が良くなって出血が増えるそうなので、その点は注意しないといけないですね。タイ人女性は通常の出血量が少ない人が多いとのことで、「悪い血が排出されず、体に良くない」という理由で出血を増量させるために服用することもあるらしいです。
人種変われば、体の作りも考え方も違いますね。