消毒薬の並んでいる棚に黒っぽく見える小瓶があります。
茶系のガラス瓶に紫色の液が入っています。

これ、クリスタルバイオレット と呼ばれる液体です。

ピオクタニン、塩化メチルロザニリンという名前でも呼ばれています。
染色用にも使われており、単純に「クリスタルバイオレット」として調べると「有害」などという情報が出ていますが、消毒用には濃度が調整されているので問題がないのだそうです。

黄色ブドウ球菌やカンジダなどの発酵母真菌の抗菌・殺菌作用が高いことから消毒薬として使用されるらしく、また、色がついているので手術の際にメスを入れる部位に線を引いたり、内視鏡検査の際の病変部へ色をつけるのにも使われるのだそうです。

クリスタルバイオレットは一昔前は口内カンジダなどの治療によく使われたらしいのですが、口の中が紫色になってしまったり、現在は何もそんなものを使わなくても代わりのものがいくらでもあるから。。。ということで、日本ではあまりお目にかからなくなってしまったとの事。

しかしながら、
その”色付” が逆に役立って、上記のように病院などでは今でも使用されているのですが。


薬局スタッフに、「これは何に使うの?需要はあるの?」と聞いてみました。

今も需要はちゃんとあるようで、なんと子供の口内殺菌に使用するのだそう。
乳児幼児の口内にカビが生える鵞口瘡(がこうそう)治療に使うのだとか。免疫力が低いので”あれこれ口に入れているうち”に、カビにやられちゃうんですね。
調べてみると日本でも赤ちゃんの鵞口瘡治療に処方されているようです。

大きな綿棒、または脱脂綿を棒状のものに巻きつけて口の中に塗布するとのこと。

口の中が紫の子供を見かけたら「只今治療中」です。

余談ですが、
染色作用もあるということで、当店のスタッフはこれで髪を紫色に染めたそうです。
薄めだからか? 紫紫していなかったので気づきませんでしたが・・・


クリスタルバイオレット 






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2016.07.29 / Top↑

日本に帰国した際に「消毒薬を買って帰ってくる」というお話をよく伺います。
私は消毒薬を使用する機会はあまりありませんが、それでも時に必要になります。
ボトル入りのものだと毎回半分も使い切らないまま処分をしなければならなかったので、最近では1回ずつ使える消毒パットを買って来ます。

タイで流通している消毒薬。

一般的なのは水色の液体が入っているエチルアルコール70%のボトル。
透明の消毒薬になれた日本人から見ると本当に「アルコール!」そのものという感じで、なんとなく工業用アルコールのように見えてしまいます。
・・・薬局で販売しているので医療用ですが。

   消毒薬(青)

傷などの皮膚消毒だけではなく、電話や便座など、人の肌の触れるものの消毒にも使用できます。
よくスーパーで売られている消毒剤や石鹸で有名な「Dettol」とほぼ同じ使い方が出来ます。
Dettolはイギリスのメーカーなので、そちらと同じ使い方が出来て格安という事であれば、このシンプルな国産アルコールも売れますね。


私は知らなかったのですが、タイでも消毒パットが手に入ります。
本家は米国ですが、スリーエムタイランドがエチルアルコール70%の1回ずつ使いきりの消毒パットを販売しています。


日本ではエタノールという表記がされていますが同じもので、医療用は70%が基本です。

・・・ちなみに、エタノール(エチルアルコール)は70%が一番殺菌力が強力な比率なのだそうですが、この辺の事情はかなり専門的になるようなので省略します。
   
  消毒パット

日本で買ってもそれほど高くなかったとは思いますが、現在の当店の販売価格は1つ2バーツ。
日本で購入するより格安です。
わざわざ買ってくる必要がなくなりました。


2016.07.22 / Top↑

軽い火傷をしてしまいました。
とにかく氷で冷やしましたが、水ぶくれが出来てきてひりひりしてきました。

早速薬剤師に何かないか?と聞いてみたところ、紹介されたのがコチラ。

  MEBO

英語では「MEBO burn- healing cream」
中国語の記載「美寶」

つけてみるとゴマ油の臭いがしました。
成分を確認するとやはり ”ごま油” 
主成分がベータシトステロール(β-Sistosterol)という植物性ステロールの一種でコレステロールに類似した物質なのだそうです。
中国医学に基づいてゴマ油とミツロウから作られた塗り薬です。
透明で、まさに「油を塗った」という感触です。

塗ってから15分くらい経過すると痛みが引いてきました。
火傷で出来た水ぶくれもしぼんできました。

不思議です。
ゴマ油とミツロウなのに。

その他に、
● 感染症による皮膚炎
● じょくそう(床ずれ)、糖尿病性足病変、下腿潰瘍などの慢性的皮膚疾患
● 手術後の傷
などなど、様々な皮膚疾患の治療にも使えるとの事。

「ゴマ油」を少しジェル状にしたような感じなので、使いやすいです。


   MEBO







2016.07.18 / Top↑

薬局やコンビニで見かけるゲジゲジ印のパッケージ、ずっと謎でした。
不思議に思っていても日常的なものは意外と気にならないもので、
それでもふとした時に急に気になったりします。

その「ふとした時」が突然訪れたので調べてみました。

口に入れるものなのに何故にゲジゲジ印なのか?

結局その理由は不明なのですが、これが何だかは解明しました。

タイハーブの咳止め

   Takabb 

写真の袋以外のパッケージでも流通しています。
写真の通り中身は仁丹を少々大きくした感じで、味は。。。

お店のタイ人スタッフからは「あれは酷い、口に出来ない」と聞いたのですが、事務所のスタッフの一人は愛用者でした。
「人によってこんなに違うとは?!」と、とにかく試してみることにしました。

お味の感想は予想を裏切って「良し」です。

口に含んでしばらくは味がしません。
そのうちほんのりしょっぱいような酸味のあるような、でも悪くない味です。
甘ったるい一般的なものよりさっぱりしています。

最初は日本の仁丹のように苦いのかな?と思ったのですが、全然そんな感じではありませんでした。

かなり硬くて噛めなかったので、噛んで割ったらどうなのかは不明。
しばらく口の中にある感じですが、小さいので不便はありません。

このタイハーブの咳止めには100年以上の歴史があり、
製造会社の現在の社長は3代目なのだそうです。

名前はタイ語で「ยาอมแก้ไอตราตะขาบ」とあり、読めない。。。
しかしながら裏側に英語で「TAKABB ANTI COUGH PILL)」との記載があります。
日本語では・・・タカブ?

少し古いのですが、TVでCMが流れていたようです。
いくつかあったのですが、その中の1つをご参考までに貼っておきます。



※「ไอ」は咳の事


2016.07.14 / Top↑

ワニの血のカプセル  をご存知ですか?

通常、当店で販売はしておりませんが、以前お客様よりご注文を頂いて販売した事があります。

ワニの生息地・・・例えばオーストラリアや米国などで研究され、「ワニの血から強力な抗生物質を開発できる」という結果が出て、研究が進められていました。

多くの爬虫類に同様の事が言えるらしいのですが、特にワニには強力な免疫システムが備わっているらしく、縄張り争いで死闘を繰り返し、深い傷を負ってもすぐ治癒し、感染症などにもかからないのはその免疫力のおかげとか。
ブドウ球菌やHIVウィルスさえも攻撃するほどの『無敵の抗生物質』なのだそうです。
日本では同じようなもので「すっぽんの血サプリメント」というものがありますが、「免疫力向上」の説明はあっても「抗HIV」というのは聞かないので、やはりワニの方が強力なのかもしれないですね。

ModaPlus(モダプラス)
Moda plus

タイ製のワニの血カプセルは2~3種類見かけた事がありますが、正規の認可を受けているかどうかは疑問です。但し、このModaPlusはタイのコンケン大学とシラチャーの会社が共同開発したサプリメントで、ちゃんと認可を受けて販売されています。

「免疫力が高ければ病気にもかかりづらいのでより健康でいられる」ということで、特に虚弱体質の方には愛用者が多いようです。

カプセルの成分:たんぱく質、ビタミンC、A、鉄、ミネラル、ナトリウム、カルシウムなど。


タイ生活で、気候やらお仕事、その他諸々によるストレスが溜まって病気にかかりやすくなったら。。。免疫力低下かもしれません。

日本の「すっぽん」の代替でどうでしょう?




2016.07.12 / Top↑

「また血糖値があがっちゃった。どうしたらよい?」と母からメッセージをもらいました。
とりあえず「運動しなさい」と返信をしたものの、歳も多く、身体も多少不自由になっているので、ウォーキングをするのも大変な事だろうと思います。

「何か健康補助になるものはないかしら?」と薬局内を見渡した結果、
「血糖値を下げる」働きをする植物サプリメントも色々ありますが、今まで試した事のなかったニガウリのサプリメントを試してもらうことにしました。

タイ製お手ごろ価格のタイハーブのシリーズサプリメント『Herbal One』より、

    Momordica Charantia Extract Capsule

ツルレイシ抽出液のカプセル
ツルレイシは学術名で、一般的にはニガウリとかゴーヤなどと呼ばれています。
日本国内外製でたくさん流通していますね。

ニガウリには他の野菜より多くのカリウムが含まれていて、それによって利尿作用を活発にし、水分を体から出すので体が冷えるとか。身体を冷やすので夏場などはよさそうですが、「じゃ、冷え性の人は困るじゃない?」という気がします。

ところがカリウムは塩分の取りすぎに対して「良し」とされ、体内の水分を出して体が冷えるのは困りますが、それと同時に塩分の濃度も下がるので血行がよくなる。
水分を補給する時に冷たいものを取らなければ身体はそれほど冷えないと思います。

健康で血液さらさらの方であればわざわざ体液を無理やり排出させなくてもよいような気が致しますが、そうでない場合は、「やはりフレッシュな体液に交換した方がよさそう」という感じでしょうか。(笑)

100カプセル入り、1日3回食前1カプセルなので1本で1ヶ月分。
1本は200バーツしませんので、ニガウリを買ってきて毎日食べるよりお得という事でしょうか?

・・・ニガウリを毎日食べる方はあまりいらっしゃらないでしょうが。。。

      ニガウリ 




2016.07.06 / Top↑