タイ在住者でなくとも恐らく多くの方がご存知かと思います。
11月25日~29日の間、ラマ9世 プミポン国王のお葬式がありました。
26日の火葬の日は、
年中無休のデパートや、24時間営業のコンビニなどもまさかの午後から休業で、
街中は静まり、
王宮付近には多くの人が集まり、
恐らく・・・
先にも後にもタイでこれほどの大事はないだろうと思える日でした。
私は献花には出かけませんでしたが、TVでセレモニーをずっと見ておりました。
26日の夜、火葬壇から煙が上がっているのを見て胸が詰まる思いでした。
29日に納骨の儀式が終わって、
30日月曜日からは喪が明けて「通常の生活に戻ってください」との通達。
プミポン国王は亡くなる寸前に、御自身の為に国の経済活動などが止まらないようにと願われていたそうです。本当に最後まで国思いのすばらしい国王様だったと思います。
個人的な疑問だった(過去形)のですが、何故王様の棺は塔のような形だったのか?
ご遺体はどうなっていたのか??
・・・ タイに長年住んでいながら無知でお恥ずかしい。
”昔から王族のご遺体は仏様のように座った状態で安置されるので、
あの塔のような形の「座棺」と呼ばれる棺に安置されている” とすぐに学びました。
30日から喪が明けたタイですが、
11月2日から30日まで、王様の火葬の儀式が行われた火葬壇(火葬私設)が公開になっているようです。火葬施設だけではなく、それ以外に王家にまつわる品などの展示もあると聞いておりますので、是非行きたいと思っているのですが、相当な人出が予想されるのでどうかしら。。。
ちなみに展示会は、毎日朝7:00AM - 10:00PM
1回の入場は5,500人までで、各回1時間の見学が可能だそうです。
入口は僧侶、障害者、一般タイ人、学生、外国人と別れており、写真入の身分証明書を持参する必要あり。
服装は黒でなくても構わないが、派手なものを避け、自粛しましょうとの事です。
サンダル、短パンは不可。女性は体の線が出ない服装、もちろんノースリーブはダメです。スカートでもパンツでもよいが、スカートは長めのもので、パンツの場合はくるぶしまで隠れる長さのもの。。。だそうです。
無料バス
時間:6:00am - 11:00 pm
1. Victory Monument – Sanam Luang
2. MRT Hua Lamphong – Sanam Luang
3. Rattanakosin Island area – Sanam Luang
4. Ekamai – Sanam Luang
5. Southern Bus Terminal (Sai Tai Mai) – Sanam Luang
6. Mo Chit – Sanam Luang
情報は英文サイトですがご参考に頂ければ。
26日はその日限りの事なのでものすごい人出でしたが、
今回は約1ヶ月間公開されるから・・・
どうかしら。。。
ABS CBN News より
2017.11.03 / Top↑
以前にヒルドイドクリームの記事をアップしました。
今回はヒルドイドのゲルの話を少し。。。
Hirudoid Forte を買おうと思ったら品切れ中とのことで、
替わりに「Forte Gel」が並んでいました。
クリームの入荷を待ってもよいのですが、
使った事のないものは使ってみたくなる性分なので、試してみる事にしました。
Webで、「クリームよりべたつく感じ」というのを見た事があるのですが、
使った感想は、
ゲルはやはりゲルです。
塗ったらすぐに乾いたという印象で。。。
もちろん潤いはありますが。。。
やはりクリームの方がシットリする感じですね。
塗った直後は薬っぽい臭いがツーンとするのですが、
これは恐らくアルコール臭で、すぐに飛びました。
・・・ 使用感についてはこの程度なのですが、
違うところに興味を惹かれました。
日本語で「ヒルドイドフォルテゲル」とWeb検索をすると、
日本で販売されている「ヒルドイドゲル0.3%」と、
ヨーロッパの第一三共が製造している「Hirudoido Forte Jel」
この2種類が検索に上がって来ました。
日本の物には英語も記載されていて「Hirudoid Gel」となっています。
「ジェル」なのか「ゲル」なのか???
手元にあるタイのそれは「Hirudoid forte GEL」です。
スイスのMedinovaが販売しており、ドイツの製薬会社が製造しています。
・・・タイのHirudoidクリームも同じMedinovaが販売会社ですが、製造はタイ国内です。
ドイツの第一三共製品の方は香港や中国圏内で販売されいるようで、パッケージに中国語の記載もあります。
同じ製品なのに何だか複雑です。
ちなみにジェルとゲルについては、
正確には違うものらしいのですが、この場合は言い方違いで中身は同じなのだろうと勝手に考えております。
日本では成分量 0.445g のフォルテは販売されていないようですが、
逆にドイツ製の方は0.3%のゲルがありません。
2017.10.17 / Top↑
薬局で普通に販売する薬でも、パッケージに「ยาอันตราย」(ヤーアンタラーイ/危険薬)と赤文字が印刷されているお薬は、薬剤師が管理しなくてはならないのですが、薬剤師が居れば普通に販売されています。
しかしながら2ヶ月くらい前に「デキストロメトルファン」という薬剤が含まれる咳止めなどを販売する際には、「販売日と購入者、販売数量などの記録をとること」とタイのFDAより御触書が届きました。
この薬剤、咳が酷いときに喉飴的(と言っても使用方法があります)に服用する Strepsils のDry Cough Lozengesにも入っていて、子供用のシロップにも入っていますし、ちょっとびっくりです。
かなり昔の話になりますが、風邪薬に含まれている「エフェドリン」という薬剤の取締りが厳しくなった事があります。2012年くらいだったと思います。タイではこの薬剤を風邪薬から集めて、覚せい剤的な薬が製造されるという問題があり、他国では風邪薬として販売され続けるも、タイでは厳しく取り締まりがありました。
この「デキストロメトルファン」についてもそんな感じの理由のようです。
ちょっと調べてみたところ、2010年のニュースですが、タイの小学生がそれとは知らずに大量(多い子で1回に20錠くらい)に摂取して80人以上もの児童が緊急搬送されたとの事。
飲んだ理由が「元気になる」「教師に叩かれても痛くない」「気分が高揚する」という評判が広まったらしいのですが・・・10歳前後の子供に誰がそんな事を言ったんでしょっ?!
というより、2010年の記事ですし、何故に今頃なんでしょう??
この子供のニュースからすぐに学ぶものはなかったのでしょうか。
今更でも取扱いに注意するにこしたことはありません。
ニュースには出ていないながらも、また何かあったのかもしれませんね。
薬剤師に聞いたところでは、薬局によってはFDAの通達を無視するところもあるんじゃないかな?という事です。
ちなみにこのお薬ですが、多用しない限り問題はありませんのでご安心を。

2017.10.06 / Top↑
10月2日月曜日
朝から黒い服を来た人が多く見られます。
市場でも少し前から黒い服を売る業者が見られました。
昨年の10月13日に、長きに渡ってタイの父として国を治められていたラマ9世が死去され、1年を過ぎた今月の26日に火葬が行われます。
いよいよお別れです。
日常的にはなんら変った気はしませんが、
確実にタイの一つの時代が終わり、新しい時代が来るのだと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。
2017.10.02 / Top↑
痛くも痒くもないのですが。。。
気付いたら布ズレで白いニキビのようなできものが!
膿が出そうだったので出してしまったのですが・・・ とにかく臭い!
これ、アテローム(粉瘤)というものらしいですね。
なんと、脂肪が大好物なバクテリアが増えて住処になってしまうらしいです。
気になってつまんでみたら中身が出そうな感じだったので、
強めにしごいたらちょっと出てきました。
でも無理をすると反って炎症を起こさせてしまうと思ったので途中でやめました。
「何か薬でも塗っておこう」とは思ったのですが、適当なものが何もなく、
とりあえず消毒シートで拭いてからプラスターを貼っておきました。
以前から都度思い出すんですが、適当なものが常備薬として「ない」のです。
毎回、『のど元を過ぎたら忘れる』ので、必要な時に「ない」事を思い出すのです。
日本だったら昔々から愛用してきたオロナイン軟膏を塗るところなのですがね。
ということで、この機に「とりあえず塗っとく」用の軟膏がないかを探しておく事にしました。
今更ながら驚いたのは、オロナイン軟膏の成分と先日ご紹介したマウスウオッシュの成分が同じだったという事。私、オロナイン軟膏の成分を知らずに使っていました(苦笑)
先日歯医者で同マウスウオッシュを出してもらってちゃんと使っているのですが、「え?オロナイン軟膏で口を濯いでいたの?」と今更ながら驚きです。
同成分でマウスウオッシュがある事はわかりましたが、軟膏などは見当たらないようです。
それでは、「タイでは何を使うのか?」 ということで探しました。
擦り傷、切り傷、火傷などに消毒作用もある外用薬として、まずはおなじみの赤チン、ヨードチンキが上がってきました。ガーゼやコットンを使用しない場合液体では垂れてしまうので、ちゃんと軟膏タイプもあり、ヨウ素に対するアレルギーがなければかなり安全な外用薬だと思います。
それでも「色が付くから不便」という事もありますね。
色が付かないものということで、薬剤師からいくつか紹介してもらった中から”フシジン酸軟膏”を取り上げます。
こちらも殺菌作用があり、外傷火傷の消毒に使用できます。
細菌と炎症と言えば『化膿したニキビ』を連想しますが、もちろん使用可能との事で、日本でも”フシジン” 何とか軟膏などの製品が販売されているようです。
ヨードチンキです。
こちらが ヨードチンキの軟膏 (Bactedene)
クリームも赤いです。
こちらが Fucidin (フシジン)

2017.09.26 / Top↑